(前回「プログラムに関して...」の続き)
後半は、自作曲の初演から。
~Pour le parfum perdu~ (失われた香りに...)
昨年若くして急逝されたピアノのお友達の思い出に...と書いた小品を演奏しました。
2台ピアノで彼女の伴奏をした事のある、モーツァルトのピアノ協奏曲
「戴冠式」のモチーフからインスパイアされた作品で、
彼女の透明感のある美しさ、そして余りに早く逝ってしまわれた哀しみ、悔しさを、
並行世界(パラレルワールド)の様に書いた曲です。
そのパラレルワールドは私達のすぐ隣りにあり、見えないけれど
どこかで繋がっている。そんな祈りと願いを込めました。
当日も、演奏しているとやはり感情が込み上げてきてしまいましたが、
何とか最後まで弾き切りました。
また、会場では彼女のご両親様にも聴いていただけて光栄でした。
これから、楽譜は製本してご家族にお送りしようと思います。
次回 recital...08に続く